看護 医療

セルフ透析 ー自分の身体は自分でコントロールする !ー

こんにちは ちーCafé☕へようこそ

 

本日のお題はセルフ透析です

1.透析とは

1-1  透析が必要になるのはどういう時?

1-2  みんなが大変と思うのはなぜ?

2.セルフ透析とは

2-1 普通の透析とセルフ透析の違い

2-2 セルフ透析の良いところ

3. 透析だけでなく、この考え方が大事な理由

 

2021年7月に発刊された、こちらの本

櫻堂 渉さん著 生命予後が劇的に改善する セルフ透析

とても興味深い本で、予約して購入しました

本の内容も、実践されたことも素晴らしく、そして大事な本質が書かれていましたのでご紹介

 

1,透析とは

1-1透析が必要になるのはどういう時?

 

先日友人から電話がありました

「お父さんが透析することになったんやけど、どうしたらいい?めっちゃしんどいやろ?水飲んだらあかんとか、あれ食べたらあかんとか。」

という内容

 

一般的な透析の印象ってこういった感じですよね

そもそも透析とは何かというと、

腎臓の機能が低下しすぎて尿を正常に生成できなくなり、体の外に出したい毒素や水分を排出できなくなった状態の時に、人工的に腎臓のようなフィルターを介して毒素や水分を抜いていく治療のことを血液透析と言います。

 

1-2みんなが大変と思うのはなぜ?

腎臓の機能が低下すると、排尿ができなくなり、食べたり飲んだりした分の水分は身体にどんどんたまっていってしまいます。

少しでも溜めないように、水分を制限したり、食べ物も制限したりする必要があります。

食べたいものを食べたいだけ食べるということができないこと、つまり我慢しなければいけないということが苦痛ですよね。

また、腎臓の機能が低下すると、定期的に透析をしなければなりません。だいたい週に3回、ほぼ1日毎です。

そして、太い針を2本血管に刺し、血液をフィルターに通すことをします。

つまり、1日おきに針を刺されることを一生続けなければならないということです。

それは、大変と思いますよね。

 

2. セルフ透析とは

2-1普通の透析とセルフ透析の違い

通常の透析は、週に3回(月水金、または火木土)、1回4時間実施します。

透析のできる病院やクリニックに行くと、工学技士さんや看護師さんが透析の回路やダイアライザーという人工腎臓のフィルターを組み立てて、プライミング(生理食塩水を通してエアーを抜いたり、薬剤を洗い流すこと)をして準備してくれています。

そして、体重を測り、その日の除水量(体に溜まった水をどれだけの量除去するか)を計算してもらい、ベッドに案内されて、工学技士さんや看護師さんが注射針を2本穿刺してくれて、透析が開始されます。

これらは看護師や工学技士といったスタッフが主になって除水のプランを決めたり、病院やクリニックの営業時間によって通院のタイミングが決められています。

 

飲食が多く、体重増加が多いと、スタッフから「こんなに体重増えてきても引けません!」とか怒られたりもします。

自分の身体のことなのに、人に怒られるって悲しいですよね。

まぁ、私も困ったなぁと思いながら、なんとかうまく除水できないものかと悩んでいたので、心境はよくわかります。

 

そして無理をして除水するので、体調も優れず、気持ちも暗くなっていくことがあります。

 

でも透析しないと生きていけないから、行きたくないけど行かないと…といった具合に負のスパイラルになっていきます

 

2-2 セルフ透析の良いところ

一方で最近ではセルフ透析というシステムができてきました。

このシステムは、自分の行きたいときに、好きな時間、自分で透析をすることができるといったものです。

週3回の4時間透析は、最低限度の透析と言われ、尿毒素などの身体に不要な物質を完全に取り除くには長時間透析が必要と言われています。

 

そして、日中仕事をしたい方は仕事を優先し、そのほかの時間で透析をする。

 

回路もダイアライザーも自分でプライミングし、針も自己穿刺する。

除水量も自分の体調を考えて自分で設定する。

 

何とも自立した透析ですね。

 

無理することもなく、怒られることもなく、自分のための透析をするだけです。

 

これで圧倒的に生命予後が改善するのです。

 

3. 透析だけでなく、この考え方が大事な理由

結論、私が大事だと思うことは、

人に依存せずに、自分で自分の行き方をコントロールできることが重要ということです。

これは透析だけでなく、他の医療も然り、お金や人間関係も然りです。

 

本書に書かれている、

『医療に依存しない透析で、健康も人生も自己設計する』

という言葉

 

ここに本質があると思うのです。

 

健康も、日常的に栄養の知識、身体の仕組みなどを簡単にでも理解し、大事にしていれば、不調の時には自分である程度コントロールできるのです。

好きな放題食べて飲んで、夜更かしして、体調が悪くなったら病院へ行く。

これは自分でコントロールをしていない、できない状態です。

 

医療者にこれを食べてはダメとか、そんなことを言われて楽しい人生になりますか?

 

生きる上で最低限の健康の知識、お金の知識、人間関係の知識(道徳)、は身につけておくべきことと感じます。

 

それは自分の行き方を自分でコントロールするために必要だからです。

 

今日はセルフ透析のお話でした。より詳しく知りたい方はDM、コメントをお寄せください!

 

健康、お金のことも発信していきますね!

 

では、また

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