看護 医療

楽しく知識を身につける技 ~深掘り~

こんにちは ちーCafé☕へようこそ

世間は連休中…

お仕事の方も多くいらっしゃると思います、お疲れ様です

 

でも、連休中は外来が休み、予定の入院や手術がないなど、ゆとりのある期間でもあるかと思います

今日はそんな時におすすめの知識を深める楽しい方法を紹介できたらと思います

 

キーワードは・・・深掘り

 

知識をつけるために、勉強するなんていう感覚は一旦忘れて

 

興味があるから深掘りしたくなって…それだけです

勉強しなきゃいけないからするのではなく、知りたくて調べてみたっていう感覚です

 

日常の業務に直接関係がないかもしれませんが、知識ってこうやって深めていくものだと思うのです

 

臓器、病気、薬…切り口はどこでもいいので、深めてみること

 

例えば、私の好きなプロスタグランジンを深掘ったお話を紹介しますと、

 

下肢の虚血でよく使用するパルクスとかリプル

皮膚疾患で皮膚の治癒を促進するプロスタンディン軟膏

術後に腸蠕動運動亢進の目的で使用するプロスタルモン注射

緑内障の点眼薬によく処方されるキサラタン点眼

これ、すべてプロスタグランジンのお薬なんですよね

 

患者さんに使う薬を調べていくと、あれ?これもプロスタグランジンなの?っていうことに気が付き、

 

そもそもプロスタグランジンってどんな成分なんだろう?

 

という疑問から私の深掘りが始まりました

 

今日の治療薬を中心に、疑問点を調べてまとめてみたのです

 

まずわかったことは、プロスタグランジンとは、精液中の子宮収縮物質として発見された成分で、前立腺のProstate由来でProstaglandinと名付けられたこと

主な作用は、

・平滑筋(子宮、血管、腸管、気管)に対するもの

・血小板凝集機能

循環・消化・骨の恒常性の維持、生殖機能、細胞免疫反応、睡眠、情動制御など、生命維持に関わる根本的な作用がたくさん

それらを働きや細かい成分によって分けたものが、PGA,PGB,PGC、PGD2、PGE1、PGE2,…PGJ

 

その中でも治療薬になっているものが

血管拡張薬(PGE1の動脈開存作用)

子宮収縮薬・蠕動運動亢進作用(PGF2αの平滑筋収縮作用)

緑内障症治療薬(PGGの眼圧低下作用)

ということなのですね

ちなみに心臓や肺には平滑筋がないので、頻脈、徐脈や呼吸抑制などの副作用が少なく長期間でも使用しやすいというのがまたいいですよねぇ~( *´艸`)

 

あぁ、興味深くてついついマニアックなことまでお話してしまいましたが、

 

これは私が少し調べてわかっただけのことで、これが正しいなんてことではなく、

お伝えしたいのは

 

自分で疑問点を調べて納得した

 

ということ

 

実際に私のノートにまとめたページがこちら↓

 

 

 

 

 

あまりきれいじゃないので恥ずかしいですが…

しかもノートがボロボロ…^^; ずいぶん前から使っているノートでして…

 

こんな感じで、気になったところを深掘りしていくと、点と点が線になって結びつき、

この薬ってこんな副作用あるけどこの患者さんの症状って副作用なのでは?とか気付けるようになったりします

 

勉強しようと意気込むとなんだか嫌になって、また今度また今度…と結局やる気にならないのですが、

気になることを調べてみることは楽しいですよね(^^♪

 

知りたいと思うことが一歩前進するきっかけ

 

少しゆとりのあるときに、いつも気になっていることを1つ調べてまとめてみてはいかがでしょう

 

病気から深掘った編、臓器から深掘った編もまたご紹介できたらと思います

 

では、また!

 

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