久しぶりの投稿になります。
ずいぶん投稿していなかったので、久しぶり人自分の投稿を見てみたら、なんと2年前の9月から投稿をしていなかった!
その間何をしていたかというと、会社設立をして起業しました!
なぜ看護師が起業?どうやって?とよく聞かれるので、今日は企業に至った経緯をご紹介しようと思います。
新人の時は落ちこぼれナースで、怒られてばかりだった私が、ナースとしてやり切って起業するまでのストーリーをお届けします。
興味のある方はどうぞ( *´艸`)
まず、私は総合病院で3年間混合病棟でいろいろな科の患者様と出会いました。
そこから、3年目でなんと過労でドクターストップで病院を退職することに・・・。
その後、眼科、腎臓専門、循環器専門の病院へと勤務先を変えながら、今日のある分野をどんどん学んでいきました。
循環器では、心不全療養指導士の資格ができた年に取得し、心外の手術で器械出し(執刀医にメスや器械をを渡す人)をしつつ、内科も外科もICUも兼務で業務をしていました。
教育係の責任者で、院内の看護評価制度がなく、ラダーを作成する等もしながらTheナース!という仕事の日々を送っていました。
ナース人材派遣会社に今の条件よりもいい病院あるなら情報をくださいというと、
「すみません、お力になれません。今の給与よりいい病院はないですし、これ以上の仕事を求められる仕事もありません。」
とまぁまぁ行けるところまでは行ったのだなと感じました。
そんな時に、あるきっかけとなった患者さんと出会います。
50代男性。
「糖尿病で下肢を切断しなければいけないと言われた。大きな動脈の血流を良くすることで、切断を免れることはできないだろうか。」
と相談に来られました。
病院の判断は、手術をしてみようという方向で進み、その手術は無事に終了しました。
ところが、やはり足の先の血流までは改善せず・・・
糖尿病は血管がボロボロになってしまうので、足の先端の毛細血管はもっとボロボロになってしまうのです。
血管がボロボロになると、細胞に栄養や酸素を送れなくなり、けがをしても傷を治すことができず皮膚がどんどん腐っていくのです。
その患者さんの足も、傷が治らず化膿して、ぐじゅぐじゅになり、悪臭を放っていました。
でも、どうにか治らないだろうかと、わずかな期待を込めて行った血管の手術でしたが、
これはもう治らない・・・と悟りました。
患者様は術後、整形外科にもう一度受診され、やはり足を切断することになりました。
しかも膝上からの切断。
その整形外科から来た紹介状の返事を見た時、わかっていたけどショックでした。
今から足を切断する手術に行く瞬間の気持ちは、
どんな思いだろう・・・
なんとかして差し上げたかった・・・と強く悔しさと無力さを痛感しました
もしあと5年早く出会っていたら、食事を変えるようにお伝えしていたら、足を切る必要はなかったかもしれない
「仕方ないよね・・・」
と一緒にオペをした先輩ナースが言った時、そうだなぁと思うと同時に、
「仕方がない」の意味を考えました
患者様にとって足を切断することは、命を守るために「仕方がない」
でも、私のこの悔しい気持ちに「仕方がない」と言ってしまったら、
私には何もしてあげられることがないから、その能力がないから「仕方がない」ということになる
それは違う!
こんなに悔しいと思うなら、何かできるはず!
こうなる前にそうなりそうな人達に会えるところに行こう!
そうして、悪くならないように予防することを伝えて助けよう!
それだって救命だ!
って思ったんです。
それが会社を作るきっかけになりました。